[Year-End Greetings: "At the End of 2025"]
本年は、原料米価格の高騰をはじめ、酒造りを取り巻く環境が大きく揺れ動いた一年となりました。
そのような状況下にありながらも、私たちの酒を選び、支えてくださった皆様に、
まずもって心より御礼申し上げます。
同時に、天候が変わり、米作りが難しくなっていく中で、私どものために
高品質の原料米を供給し続けていただいている生産者の皆様にも心より御礼申し上げます。
アルコール全般の消費が落ち込んでいる中、日本酒の需要もまた落ち込んでおります。
かつてのような大きな忘年会はますます少なくなり、
お酌をしあうという光景がみられる場所も少なくなってきております。
一方で、友人や家族との大切な時間に様々な日本酒を楽しまれている若い人たちは
増えてきていると感じています。日本酒の、お酒のあり方は変わっていきますが、
人々の心を繋ぐ大切なものとしての役割は変わることはありません。
この数年、吉乃川では、新しい日本酒のあり方に対応できるように、
様々な設備投資を続けてきました。
四季醸造に近い形で酒が造れるようにし、お酒を運ぶポンプも
最新の品質重視のものに変更しました。来年春には、瓶貯蔵倉庫も新設されます。
吉乃川の品質の考え方はこれから大きく変わってまいります。
2019年に発売を始めた「みなも」で新しい販売店の皆様と繋がることができました。
海外でも、大きなプライベートブランドを共に創ってまいりました。
醸蔵やCoCoLo新潟で、蔵開きや酒の陣などのイベント、試飲会で、多くのお客様と出会いました。
皆様のご縁に支えられて、吉乃川は今年も酒造りを続けることができました。
本当にありがとうございます。
人手不足と言われる状況の中で、また、酒離れがささやかれる中でも、
酒を造り、語り、拡げていきたいと若い仲間も増えてきました。
皆様が吉乃川を口にした時、笑顔が広がることを願って、従業員一同仕事に取り組んでいます。
美味しいと感じていただけたなら、そんな吉乃川の従業員に軽く杯を上げていただけると嬉しいです。
今年一年ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
2025年12月29日
吉乃川株式会社
代表取締役社長
峰政祐己
